John Rottenが「Remember me / I remember you」と唄うのは、なんとも切ない。 というのも、認知症の妻を想ってのシングル……みたいな記事を迂闊にも読んでしまったからで、もし、それを読んで… 続きを読む John Rottenが
月: 2023年1月
でんでらるんない
ご存知のように私は滅多に東京から出ない、というか、杉並から出ない、というか、最近では家からさえなかなか出ないような人間です。なんだけれども、子どもの頃には林間学校やら家族旅行やらで何度かは東京から出たことがあります。そん… 続きを読む でんでらるんない
『雨犬』
「雨犬」というとついついTom Waitsの方を思い出してしまうけれども、あちらは複数形。こちらは単数形のA Rain Dog。 『雨犬』版画 柳本史 文 外間隆史目にも脳みそにも指先にも、やわらかな肌触りの本。 この本… 続きを読む 『雨犬』
『85 年の夏』
『Summer of 85』フランス映画のタイトルを英語横文字表記にするんだなあ、ということにちょっとひっかからなくもない。まあ、いいんだけど。 惹きつける要素があちこちにあるにもかかわらず何かがちょびっと物足りない。オ… 続きを読む 『85 年の夏』
そんな見逃し、あるのか
宜保愛子と町蔵が出てくるってんで『吉本ばななインタヴュー集』を読みはじめた。で、 吉本「あれこれかれこれ」町田「なんじゃらかんじゃら」 という具合に発言者が略称で記されるわけだけれど、ポール・オースター(Paul Aus… 続きを読む そんな見逃し、あるのか
出鱈目になってきた
『報道特集』を眺めていたら河野洋平が安倍政権などの近年の政治のありかたを批判するインタヴューを流していた。きわめて普通のこと、ごくごくまともなことを語っていた。にもかかわらず、これ、若い人に情報を与えずに聞かせたら、こい… 続きを読む 出鱈目になってきた
異次元の?
言語というのは使われること/使われないことによって日々変質していく生物であるのは自明だが、この何年かで随分と汚されてしまって、おれは使いたくないなと思うようになった言葉のひとつが「異次元の」。まあまあ、そう言わずに使って… 続きを読む 異次元の?