『雨犬』

「雨犬」というとついついTom Waitsの方を思い出してしまうけれども、あちらは複数形。こちらは単数形のA Rain Dog。

『雨犬』版画 柳本史 文 外間隆史
目にも脳みそにも指先にも、やわらかな肌触りの本。

この本がごく身近に感じられるのは、近所の散歩道の匂いがするからってこともあるな。

数年前にはお互いに川の向こう側までもう一歩ってところにいたんだよなあ。彼の成果物がこうやって手にとれることはほんとうに嬉しい。そして、これはゴールじゃなくて、まだ通過点だってことが。