出鱈目になってきた

『報道特集』を眺めていたら河野洋平が安倍政権などの近年の政治のありかたを批判するインタヴューを流していた。きわめて普通のこと、ごくごくまともなことを語っていた。にもかかわらず、これ、若い人に情報を与えずに聞かせたら、こいつは共産党だとか左翼にちがいないなどとレッテルを貼られるんじゃないかなと思わざるをえなかった次第。

ご存知の通り、彼は、前言を易々と翻すこと、国民に耳を傾けないことで有名なあの薄っぺらな河野太郎の、父親である。重要なポストを歴任した自民党議員であった人。特別に立派な人だとも思わないが、少なくとも一定以上のまともさを持っているのはまちがいない。じゃあ、その息子は?批判された側の安倍政権や今の自民党は? うむ、そこじゃよ。

かつての自民党はこの程度には真ん中界隈にあったのだが、いつの間にか、主に安倍晋三政権以降、急激に右傾化してしまった。右傾化してしまったというのはちょっとちがうな。出鱈目化してしまったってのが実情だろう。世襲の盆暗連中を中心に、政治的な信条などあやふやな人々がお金や権力を求めて集まっているのが昨今の自民党だと言っていいのではないか。ちがうかい? 何度も言うようだけれど、中にはまともな人もいるって話はなしだ。本当にまともな人間ならこんなめちゃくちゃな党に居続けるはずはないから。

これ、どうすればいいんだろうね。本当に頭が痛い。
……なんてのんびりかまえていると、あっという間に戦争に巻き込まれちゃったりしかねないよな。おれは人と人が殺し合うのなんて嫌なんだよ。なあ、君はどう思うよ?