ちょっと前に友だちと話題になったことでもあるけれども、日本にはミュージシャンや藝術家(あるいは芸能人?)が政治的発言をすることを嫌う人が多くいるように見受けられますな。
音楽家側がその気配に配慮しているのか、あるいは、社会的なことは何も考えていない人が多いのか、理由はわからんけれども、政治的発言が発せられることは、あいかわらず、きわめて少ない。
日本中の人に政治的メッセージを放ちたまえなどというつもりは毛頭ない。そうではないが、政治的発言をするのを批判したり、冷笑したりする空気がなくなってほしいとは強く思う次第。自由にものが言えるということは本当に本当に重要なことですよ。
バンドマンである前に(あるいは、それは会社員でも教員でも、なんだったら、私のような無職の酔っ払いであっても)……その肩書き云々以前に人は社会的存在であり、つまり、語源に遡ればポリティカルな存在なわけだから。
とにもかくにも、政治的発言アレルギーな国民性(あるいは、そういう刷り込み)は未来を閉ざすものだと思うよ。
清志郎や龍一、彼らの遺したものは音楽だけじゃない。それは明白でござんしょう。やあ、やあ。さて、さて。