過日、例によって川沿いをよれよれウォークしていたときの話。
じゃぼっと半身を潜らせるなどして餌取りに励む鴨たちに向かって、ぶんぶん石を投げつけているあほたれ三人組を発見した。ランドセルを背負った4年生か5年生ってな感じ。
鴨をいじめるんじゃねえよ、と軽く叱責。おまえら杉二か、と尋ねたところ、中の一人が間髪入れずに、西田です、と返答。ふぅん、嘘だな。ランドセル姿の三人組の西田小の生徒がこのあたりをうろうろしているわけはない、と杉二OBとしては思うものの、まあ、そこまでは突っ込まず。
動物を虐めることから、やがては弱い者いじめなどに発展する危険性があるやに聞くことだし、こういうところをスルーするわけにはいかんけれども、割引中の肺では怒鳴ると息が切れるし、嫌んなっちゃう。
小学生のことだから、天王橋のあたりにやばいじじぃが出るぜ、鴨じじぃやべえ、などと噂されてたりしてね。それはそれで栄誉だが。
それにしても、気楽に嘘を吐く連中だな。あんなことではろくなものにならん。おそらく将来は総理大臣か高級官僚なんかになってしまうにちがいない。全くもって恥ずかしいことだ……っていうか、大臣や官僚は、本来は恥ずかしいどころではなく、寧ろ、それなりに名誉ある肩書きのはずなんだけれども、今の日本では嘘つきの代名詞のようになってきているんだよなあ。嘆かわしい。
気楽に嘘をつきまくる政治家や役人を誰か厳しく叱責してくれないだろうか。善福寺川の鴨を虐める小学生は私が叱っとくからさ。
国を運営するてっぺん界隈の連中が嘘つきだらけでは日本はますます衰退することは歴然。連中がシットなのは明らかだけれども、結局のところ、これはここまで甘やかし続けてきた国民の問題でもある。総理大臣に会ったら、おまえら、嘘ばっかついて庶民を虐めるんじゃねえよ、小学校はどこだ、杉二か、などと面罵叱責するのだが、そんな機会はなさそうだ。となると、日常から声をあげること、そして必ずや選挙に出向き投票で示すことしかないんだよな。うむ。
よろしく頼むぜ、ベイビー。