二の累乗の和を計算してみたりして

430世代前までの……という記事を読んで、へええ、と思った。そう思ったのは私だけではないだろう。
ざっくり20年を1世代とすると8,600年前なの? アウストラロピテクスなんかに比べるとごく最近の話なんだね……とはいうものの、縄文時代ぐらいですか。なかなかすごい。

それよりすごいのはご先祖さまの人数。
一人の人間に対して、親が二人って仕組みですよね、人類ってものは。なので、私には親は2人。爺さん婆さんの代に遡ると4人になるわけです。所謂、2の累乗ですね。で、その全員分ということになるとその和ってことだな。2カケル(2のn乗からマイナス1)みたいな世界?
私がMacでよく遊んでいた時代にフルカラーは1670万色なんだぜって言われていたのが24ビット、つまり2の24乗。ふむ。24代前に遡るとご先祖さまはそれだけいるってことだ。
26乗までの和でだいたい日本の人口ぐらいに、32乗までの和では世界の人口を超えて85億なんてことになるわけ。私の電卓捌きが合っているとして、だけれども。
85億人分のご先祖さまの分、仮に1円ずつ献金するとしても85億ってことか。どうすりゃいいんだ。困ったなあ。
自分で計算する気はしないので、検索したところ、2の累乗の計算結果が乗っているサイトを発見した。2の430乗ってのは130桁の数字になるみたい。浅学の私、呼び方もわかんないです。

ご先祖さまを敬うのはいいけどさ、これに呼応する現金を献金するのは厳禁だなあ。会見に出ていた人たち、例えば、あのふんぞりかえっている弁護士さんは、ちゃんとこんだけ献金しているんだろうか、なんて余計なお世話でしかないけれども、普通に考えれば無理だよね。1円ずつでも130桁の数字分の円。世界で一番お金持ちの人でも不可能なんじゃないでしょうか。つまりは無理難題を押しつけているってこと? どうなのよ?

暇つぶしに計算してみたけれど、リアルな数字になおすとリアリティがなさすぎて溜め息も出ないねえ。うむ。