怒りたくないのです。

怒りたくないんだよね。
怒るのってエネルギーを使うしさ、怒ったあとにも何かしらもやっとした燃え滓のような気持ちが残ったりするし。そう長くもない残りの人生を怒ったりすることに費やすより、楽しいことだけやってたい。楽しいことだけ考えていたい。そう思うわけです。
なんだけれども、ここ30年の、特にこの10年ほどでピークを迎えた出鱈目な自民党政権とその周辺に蠢く有象無象に関しては怒り続けなければならないんだろうなあ。めんどくせえなあと思うものの、これにきちんと怒らないで死んでいくのはこの国の若い人々やまだ生まれていない人々に対してあまりに申し訳ないじゃん。
今のこの国に生きる私たちはすでに十分に不幸だと思うけれども、これからの人たちはこのままだと絶望的な未来を生きなければならなくなる。これは明白だ。

私は色男でもないのに金も力もなかりけりな役立たずなわけだけれども、怒ることはできる。というか、怒ることぐらいしかできないと言うべきかもしれんけれども。
そんなわけで、ああ、疲れるなあ、めんどくせえなあ、とぼやきつつ、まだ怒ります、怒りたくないんだけど。
世の中には私なんぞよりまともなポジションでまともな発言力のある人がたくさんいるわけで、できれば、私以外の人たちにもっともっと怒ってもらって、私はうしろに引っ込んでへらへらしていたいもんなんだけれどね。

もちろん楽しいことも歓迎しますので、楽しいこと関係のご連絡、お待ち申し上げます。よろしくどうぞ。