夢の中で書く。

夢の中で曲を書くってことはたまにあるわけですが、いい曲だなあなんて思っていても、起きるとぼんやりしてきて気がつくとどんなのだったか忘れちゃう。

今朝の記憶。
見たこともない人なんだけれど、どうやら私の先輩的ポジションらしき人が「全太、こちらの人はおれの先輩だから、君にとっては先輩の先輩にあたるわけだ。ひとつ、この大先輩のために素晴らしい曲を書いてくれたまえ」と頼まれるところから。
どんな唄い手さんかわからないと何ともなので、アカペラでもいいので得意なところをおきかせくださいませ、とお願いした。
声には存在感があってなかなかいい感じなんだけれど、音域はそこそこ狭め、メロディーがあちこち動くのは苦手と見えた。んで、音がジャンプしたりしないまあまあ横並びにダダダダダー、ダダダダダーみたいなのを書いてみた。コード感、スピード感と合わせ技で、シンプルだけどなかなかポップでいいじゃん、なんて自分でも思う。大先輩さんもとても気に入ってくれて、その場で何度も唄っている。
と、そこに太田裕美さんが通りがかって、あーっ、全太くん、私にもこういうの書いてよーって頼まれるの。でも、裕美さんはもっとあちこち音が動く曲の方がいいですよ、って言って、そういうのを書きすすめる。これは彼女にぴったりのすげえ曲になるなあ、なんて浮かれているうちに、あら、目が覚めた。

ちなみに、大先輩さまに書いた曲はついさっきまでフル尺で覚えていたのに、この文章を書いているうちにすっかり忘れてしまった。残念……なのかな。