知人の多くがご存知のように私はそこそこ気紛れというか、飽きっぽいというか、あちらこちらにふらふらよろめいてばかりの人間なわけです。
そんな私だけれども、ひとつだけかたく決心していることがあるんですよ。
それは、家族や友だちに、君の認知、なんだかおかしくなってきてるぜ、と言われたら、躊躇せずにいわゆる物忘れ外来(という名の認知症対応)の窓口に出向くということです。
認知がやばくなってきてるじゃんという人がいたとして、これね、こういう人を傷つけずに病院に連れていくのは本当に大変なんですよ。というか、大変だったんですよ、という経験談なわけだけどさ。そして、もっと早く連れていければよかったのに、と思わなくもないわけで。
なのでね、もし、私がやばそうだったら、遠慮なく言ってね。すぐに病院に赴きますので。
っていうか、全ちゃんはさ、普段からイカれ気味だから、おかしくなってきたんだか元からなんだか洒落なんだかようわからんよ、と思う人も多いだろうけれども、勘違いで空振りだったぜってことでもいいので、お申しつけくださいませ。よろしくどうぞ。
私としてはこの分野を毎年の健康診断に取り入れてもいいのではないかと思っておりますよ。60歳、65歳の区切りに、そして、70歳以上は毎年の健康診断に認知のテストを組み込む。どうでしょう?
さっき書いたようにおかしいなと思う人を連れていくのも難しいし、自分の認知がちょいやばじゃんって思っても自分から検査を受けにいくのは抵抗があると思う。なのでさ、健康診断に組み込んじゃう。いいじゃんね。
身体の健康だけじゃなく、脳みその健康具合も調べるってことだ。どうだい?
ああ、そう言や、私、お医者さんに君の脳波は異常だ、元からおかしいに違いない、これ以上の治療は無駄だって見放された人間だからなあ。検査を受けたらどんな結果になってしまうのやら、心配ではありますね。