いま改憲は危険

どこに、誰に投票しようかまだ悩んでいるという人もいるでしょう。新聞やテレビで選挙情報をわかりやすくじゃんじゃか報じてくれればいいんだけれども、どういうわけか、安倍政権以降、投票が終わった時間からの開票速報で横一列で騒ぐという意味のない番組がチャンネルを占拠するようになってしまった。意味なくないですか? っていうか、意味ない。開票速報で一喜一憂するのは当事者ぐらいのもので、普通の人は翌日なり何なりにきちんと結果を知ることができればいいだけのことで、いい音楽を聴いたり、映画を観たりして、日曜の夜を過ごす方がいいよね。
選挙前に今までの政治活動の総括、公約はちっとは守られたのか、山積する不祥事は説明されないままだけどどうなっているのか、大阪だけコロナの死者がやたらと多いけどうなっとるんじゃいな、コロナやオリンピック関連の使途不明金の行方を追う、などなどをやってくれれば、このままでいいのかどうかって判断がしやすくなるんだけれども、そういうことはなされない。
そこに唐突に元アイドルのお嬢さんが登場したりして、ここはどんな国? アイドルでもスポーツ選手でも、誰だって政治参加すべきだし、出ようという心意気はいい。ただ、誘われたからちょっと出てみよっかな、政策とか難しいことはあとで勉強しま〜す、ということでいいわけはない。国民から集めた多くの税金や命がかかっているんですよ。出たいんなら、しっかり勉強してからにしてくださいませ。高いギャラもらいながら何となく勉強していきま〜す、とか、そういうのはなしだ。
一方で、そういう候補に票を投じる人がいるからこういう戦略が取られるというのも事実なわけで、有権者の方にも問題がある。誰も入れっこないぜってなれば、立候補させたりしないもんね。頼むぜ、みんな。

むかむかしているので余計なことをつらつらと書いてしまったが、兎にも角にも、いま最も懸念されるのは、改憲です。
自民党が考える改憲案は本当にやばい。前にも書いたけれども、自分は改憲してもいいと思っている人でも、今の自民党には反対しておくべきだ。緊急事態条項で人権が吹っ飛び、軍事費を倍増することで国民が貧乏になる上に諸外国に警戒され、9条が維持されなければ容易に戦争に巻き込まれる危険が高まる。
今回ばかりは保守の人も、改憲に反対するところに票を投じないと急降下中の日本の滅亡時期が早まりますよ。まじで。
改憲勢力(自民・公明・維新・国民なんかね)が2/3の議席を得たら、日本は終わり。控えめに言って終わりのはじまり。
しっかりと改憲に反対しているのは、共産党・社民党・れいわ、ついでに立憲。
よく考えて必ず投票に行かんといかん。改憲反対に票を投じることが今回はとても重要な意味を持ちます。よろしくどうぞ。本当に。