カレー革命と言っていいかも?

阿佐ヶ谷で喫茶店をやっている高校の後輩が「表参道スパイス研究所」というところの商品をすすめていた。頻々とうまいものを喰い歩き、ご自身もかなりの腕前(多分)で料理をものす、その彼がすすめるのならまちがいなかろうと思いますわな。
そこそこに(あるいは、そこそこ以上?に)カレー好きの私、すぐに注文に走ったわけです。走ったって言っても、肺に難ありなので本当に走ると瞬時に息が切れちゃう。なのでネット注文。

で、食べてみました。これね、ある意味、カレー界の革命だな。えっ、作業はこれだけ? えっ、入れるのはこれだけ? みたいな世界で、こんなことでカレーができあがってしまうということに衝撃を受けずにはおれん。いや、まじで。むしろ、自分で作る楽しみがないということが問題じゃないかという気がするぐらいの簡便さ。エスビーやハウスさん、ここのカレーを研究すべきじゃないだろうか。

そんでもって、肝心のできあがった代物ですが、価格と手間を考えると全く文句が言えない。というか、町場にもエスニックなカレーを供するところはいまやいくつもあるけれども、このカレーに余裕で負ける店もちょいちょいあると思われます。それぐらいのレベル。

味見という目的ゆえ、今回は余計なことをせずに書いてある通りに作ったわけですが、気が向けばスパイスを追加したりなんだりかんだりと、ここから自分の好みに寄せて変化させていくのも、当然あり、でしょうな。

いまのところ食べてみたのはチキンカレー、辛さ控えめチキンカレー、キーマ、薬膳の四種。もうそんなに喰ったのかい? Yes。私、365日毎食カレーでも不満などなく、母親のルーツは印度からの渡来人なんですよ、などと吹いたりしたこともある人間です。

あ、まだ肝心なことを書いてなかったな。作り方ですが、用意するのは水とトマト缶(私はカットしてあるやつを使いました)と肉、それだけ。それだけ。まじでそれだけ。それらとここのスパイスミックス一袋を鍋に放り込んで5分+20分煮るだけ。さすがにちょいちょいかき混ぜたりはしたけれども、これだけなんですよ。
これ、すごくない? なんて余所さまに聞くまでもなく確実にすごい。たまげたよ。
試す価値ありです。ふむ。