喉彦

「uvula」って単語に出くわして辞書(リーダーズ)に当たる。「口蓋垂、 懸壅垂、のどびこ」とあり、「口蓋垂、 懸壅垂」は科学的な、というか、専門的な用語だろうとして「のどびこ」ってのは素人向け、日常会話に使われるような言葉なんだろうなと想像するわけです。にもかかわらず、聞いたことがない。口蓋垂って文字からその意味するものは想像がついているわけですが、念のために引いてみる(日本国語大辞典精選版)。やっぱりなってなもんで「のどちんこ」との記載あり。漢字では「喉彦」だって。
世の中、まだまだ知らない言葉に満ち溢れておることだなあ。それにしても、「のどちんこ」だと女性の前なんぞでは口にするのにちょっと抵抗がなくもないわけだけれども「のどびこ(あるいは、のどひこ)」ってのはそういう懸念を回避できるし、喉彦って漢字表記もおもろいし、いい言葉じゃないですか。なんで普及していないんだろう。