よれよれのぽんこつの歩みで

軽いとはいえぎっくり腰での出動は意外にきつい。あたりまえだ。
エレベーターとエスカレーターを駆使してなんとか通院。移動だけでくたくたなのは死に損なった入院直後のとき以来の感じだね。

最寄り駅から病院に向かって、よろよろというかひょこひょこというか、背中を伸ばしつつ腰をかばい、というポンコツ感満載でのろくさ歩く。しゃれおつな雰囲気でお上品にゆったりとすすむ女性にさえ余裕で抜かされるありさま。
そんななか、向こうから私同様によれよれふらふらな感じの年配の御仁が歩いてくるのを発見。おお、ご同輩、と駆け寄ってハグしたいぐらいの気がしたが、よく見たら、先輩は片手に缶ビールの赤ら顔。さすがだな。人間、ああじゃなくなちゃいけない。今度からは私もあのスタイルで昼日中の街中をよろめきながら闊歩するとしよう。

兎にも角にも、無事に病院までの往復を克服。疲れた。