遠くて近くて

シリエ(Silje Nergaard)の「Dance Me Love」って曲がすごくいい。んで、猫に怒られながらCDに合わせて唄っていたんですよ、調子にのって何度も。「Dance me to the door」か、気の利いた歌詞だなあ、なんてね。
でもね、実はこれ「Dance me through the dark」の聴きまちがいだったの。残念。

それで、別のことを思い出した。
私、ユーミンはあまり得意じゃないんですよ。なんかはまらない。まるで評価していないとかそういことではないんだけれども。
ただ「あなたは時々遠くて近くて」ってのは実にいい歌詞だよなあとずっと思ってきました。人と人との揺れる距離感。いいねえ。
ところがですね、コロナよりももうちょっと前のある日、近所の中華、友だちとの宴席で「卒業写真」っていい曲だよね、みたいな話になったときのこと。
ここぞとばかりに、ここの歌詞はほんとうにいいよねって申し出たわけですよ。そしたらさ、えっ、それちがうよ、「遠くで叱って」だよって言われて、えっ、おれ、40年間もまちがえて覚えてきたのか、って。うわぁ、みたいな。

ま、今でも「遠くて近くて」の方がずっといい歌詞だと思います。