十倍払いでどうよ?

コンビニでおにぎりをひとつ盗んだとして逮捕された老人のニュースなんぞを見た覚えがある。わりと最近。
ひもじさのあまりとはいえ盗みは良くない。それはそうだろうけれども、そういう社会状況が現実にあるってことではあるよね。炊き出しや子ども食堂やらってものもあるし、生活保護だってあるけれども、そこに繋がれない人がいるってことだ。取り残されている人がいるってことだよ。

一方、数千万円もの裏金作りがばれとるのに、屁理屈捏ねて逃げ回っているおっさんおばはんたちもいる。彼らはそもそも三千万だかのギャラや特権を得ているにもかかわらず、悪事を働き、世間を欺き、自分たちだけさらにいい目を見ようとしている。いや、見てきたって方が正確だ。それが安倍晋三のお仲間たち。それが自民党。ま、維新も似たようなものらしいと耳にするけれども。
このひとたち、残らずまとめて逮捕できないものだろうか。前に書いた気がするけれども、国会議員には罰則十倍払いを義務づけるべきじゃないかな。俺はこんないいことやっちゃうよ、なんて吹きまくって、人心を誑かして票を集めたわけでしょ。信じた人たちの気持ちを考えると、責任の重さもその人数に呼応して重くなるべきではないかと。収入だって下々のものの何倍にもなるわけで、罪も何倍かになっていけないわけはなかろう。普通の人が一年の刑になるものは十年の刑に、普通の人が百万の罰金なら一千万とかね、そういうこと。公民権停止をつけることもお忘れなく。
今回の件は五年で時効なんて話もあるようだが、時効になった分までマスコミは調べ上げて国民に知らしめてほしい。それは次の選挙で大いに参考になるだろうから。そして、その人たちを画面に映す際にはテロップで裏金5000万円のXX氏ってな具合にするのがいいのではないだろうか。裏金5000万か、いい冠だね。開き直って裏金5000万のXXでございます、なんて挨拶したり、名刺にも裏金5000万という肩書を入れるといいんじゃないか。お主も悪よのぉ。わっはっはっは。

話が飛ぶけれども、検察が本気を出せば、とか、本腰を入れて調査するかがポイントです、みたいなニュースの解説を目にすることがしばしばあるが、ほな、君ら、普段は本気出しとらんのかいや。本気を出さずに弛んでいていいのは、私のような世間の端っこで無職でへらへら暮らしているような人間だけだ。検察のような重要な職にありながら、本気を出さないとかあってはならんぞ。いつでも本気出しとけよって話だよ。
これは記者のみなさんにもお伝えしたい。現場でもっと厳しい態度で質問するべきじゃない? その場に立ち会ったことがあるわけではないので、想像に過ぎないけれども、政治家と名乗るおっさんおばはんの戯言をただメモって発表するだけになっていませんかしら? そんなの子どもの使いってやつだぜ。現場で糾弾、ニュースでは厳しく論評してくれたまえよ。いつまでも悪が栄えたままじゃ、ホメロスが嘆くぜ。

なんてな具合で、ここんところ愚痴の止まらない私です。