「見返りは民主主義」

小泉・竹中政権以降のイカれた政治の世界ってのは、ほんと、うんざりすることの連続だ。ことに安倍・菅あたりはめちゃくちゃ。まじドイヒー。
日本から正義や平等は失われ、庶民からはお金や自由が失われ、いろいろな分野で急降下するばかり。私のような盆暗がこれだけ嘆くんだから、愛国精神に富んだ人々は世界の中で一人負けでどんどん落ちこぼれていく我が国の姿をさぞや嘆いていることだろう。ちがうの? ねえねえ。

政治の世界ってのは、私のような素人からすれば、そこそこ遠くに感じられるものであるけれど、本当は身近なものですよね。っていうかさ、否が応でもまとわりついてくるような代物ですよ。
私は入院騒動以来、どういうわけだかアイスの実とクーリッシュがすごく好きになったんだけれども、そんなものにも税金。愚かな猫のめしやトイレの砂にだって税金。それだけじゃなく、保険や年金もある。
日本は庶民から金をかき集めることに関してはなかなかの仕組みを持っている。問題はそこから先、集めたものをどう使うかってところなわけですな。

正しく美しい政策が実行され、経済的にもそこそこ豊かで、それなりの生活が保障されているのなら、まあ、政治のことなんて考えずにいてもいいんだろうけれども、昨今の自民党政権のもとではそういうわけにはいかないよ。
彼らは控えめに言っても愚かものと悪人の集合体だ。いやいや、自民党の中にだっていい人もいるよ、という人もおるかもしれんが、それは大きなまちがいでしょう。こんな悪辣な上層部のやり方に異を唱えることもできない、なんだったら割って外に出るというような気概もない連中です。政権にぶら下がって、おこぼれをしゃぶろうというような情けない者ども。ひとまとめにくそだと言ってよかろう。あ、汚い言葉を使ってしまった。すみません。

今回、共産・社民・れいわという正義に近い政党が立憲民主というおまけをぶら下げて劣悪政権打倒のために立ち上がってくれた。そりゃそれぞれにいろいろと思うところもあるだろうけれども、何はともあれ、今の自民・公明のシットな政権を倒さねば日本に未来はない。
政治家の言葉でかっちょいいね、と思えることってあんまりないけれども、志位さんの「見返りは民主主義」ってのには今回も痺れた。選挙で連携しても大臣の席なんぞのためではない、民主主義のためだ。そうだよ、それそれ。結局、共産党がいちばん民主主義に近いのかとさえ思わなくもない。
一方、立憲枝野は図々しいな。みんなに頭を下げて、少し議席を譲ってでも民主主義のために頑張ります、共産党さん、れいわさん、ありがとうございます、ぐらい言えないのか……ってなことを思う。高血圧の私をこれ以上怒らせないでくれたまえ。血管が切れたらどうしてくれる。
今度会ったら、枝野にはきつく説教だな……って言っても、そもそも面識などないし会う可能性は皆無なわけだが。

あれやこれやに少なからず向かっ腹を立ててはいるけれども、それでも私は野党連携の結果、杉並区で立民の人が候補になったなら票を投じますよ。民主主義のために。わかるかい? そういうことなんだよ。