物貰い的なもの

ふと気がつくと、物貰い的なものができていました。左眼。昨晩。

手元に使用期限2014年4月という、ぎりぎりセーフな目薬があったので注してみた。ちょっとしみる。薬と涙の入り交じったものが零れ落ちぬように、畳の上で天井を見上げつつごろごろしていたところ、思い出した。市販の目薬には保存料が入っていて、それが眼の球によろしくないってな話。医者で処方されるものは、ほんの一、二週間しかもたず、しかも、冷蔵庫に保存するもの。これが正しい目薬のあり方なのは歴然、というような。どこで読んだんだったかな。

ま、とにもかくにも、そんなことを思い出したら、これはどうしても眼科の検診を受け、保存料の入っていないやつを出してもらおうって気になったわけ。幼稚ですね。

で、本日、起きてみると物貰い的なものは引っ込みつつある感じ。どうしようかな、と、ひととき逡巡したけれども、ここは乗りかかった船、出動しました。

目蓋をぐいっとひっくり返したりしつつ私の目ん玉をじろじろ眺めての先生の判断は、少し腫れてますかね、ぐらいのもの。点眼液を出しておきますね、と。

支払いを済ませ、領収書と処方箋を手にして、薬局へ急ぐ。

暫しの待ち時間ののち、出てきたのはふたつのちっぽけなプラスティックの容器。有り体の説明を受ける。その際、肝心の話題が出ないのです。なので、これ、冷蔵庫に入れておくべきですよね、と、こちらから尋ねたところ、いえ、常温で結構ですよ、との返事。何だかとてもがっかりした。いや、どうってことないんだけどさ。

ちなみに、診察1,160円、薬550円。所要時間おおむね1時間20分。家に戻り、昨日の残りのカレーを食べた。