目下の悩み

よく言えば恬然としているというか、悪く言えば、万事において投げやりで雑な人間だというように、他人様の目には映っているようだけれども、実は、私、日々、あれこれに思い悩む、くよくよした人間なのであります。

例えば、いま現在、私を惑わせているのは、あれです。正式名称がわからないけれども、タイツというかももひきというのかズボン下というのか、そういうやつ。

昨今の寒さに堪えかね、こいつで冬をぬくぬくと過ごしてやるぜって心意気で買ってきました。そこまではいい。

帰宅後、開封して着用に及ぼうとしたところで、迷いが生じた。これって中にパンツ(ズボンではなく下着の方のパンツ)を履くもんだよね……と思っていたんだけれど、じっと見ていると、このままでパンツの機能も兼ねているのではないか、という気になってきて、もしかして、今時のこういうものは直に履くべき仕様なのではないか、と。ううむ。どっちだっていいじゃん、とも思うものの、すっきりしない。どうせなら、すっきりした心持ちで着用したい。

ここに引っかかっているもんで、件のズボン下的なもの、未だに履くことがないまま日々が過ぎていきます。目下の私の悩み。